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あそびをせんとや ~あそびっこ~

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本を読んだり、舞台を観たり、後は何をしようかな?実は虫好き。変なもの好き。

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2007年 10月 19日 ( 3 )

「龍の子太郎」事前学習会 10月19日(金)
    飯塚会場(21名参加) 10:30~ イイヅカコミセン
    直方会場(7名参加)  17:00~ 直方市中央公民館



講師は劇場っ子の椛山麻季子さん
 徳之島出身。10歳の時に徳之島に子ども劇場ができた。母がその事務局。両親と弟2人と祖母も一緒に生の舞台を楽しんでいた。15歳の時、前進座「笛吹きカナシー」と出会う。高校は島を離れ、教師を目指していたが、高校3年生のとき、チャリティーコンサートのスタッフとして係わったことで、舞台の仕事につく!と決心。一途に志を貫き、宝塚造形芸術大学卒業と同時に前進座へ入座する。大学卒業にあたり、経済的には苦しいだろうと思われる仕事を選んだとき、弟が理解を示してくれたのがうれしかった。劇場で舞台の面白さを一緒に分かち合ったからこそ応援してくれるのだと思った。劇団ですぐに配属されたのは巡演部(全国営業部)だったが、これも自分が劇場育ちということで異例の配属となったようだ。2005年「くず~い屑屋でござい」が制作者デビュー作。作品の企画、公演地の確保等、様々な仕事に携わっている。そして今、「龍の子太郎」をたくさんの子ども達に観て欲しくって全国を熱く語り歩いているところ!


「龍の子太郎」が出来るまでの話
 劇場のお母さんから「こどものための芝居を作ってよ!」と強く言われ、出来上がったのが「オバケちゃん」。その後、「前進座らしい和物の芝居作ってよ!」とまた強く言われた。予算も配慮して、少ない登場人物で、なお且つ昔の様子が忠実に描き出され、子どもたちも楽しめるもの、という条件から落語を題材にした芝居にすることにして出来たのが「くず~い屑やでござい」。またまた、「3年続けることに意味がある!」と強く言われ、今回の「龍の子太郎」が出来上がった。新作を作り続けることは劇団にとっても大変なことだが、いい芝居が観たい!いい物をぜひ作って!そうしたら私たちが必ずその舞台を実現します!という劇場の声と動きが本当に大きな力となっている。「龍の子太郎」はそうやってできた作品。

「龍の子太郎」の魅力
 「龍の子太郎」の物語は単なる冒険ものではない。時代背景や貧しい農民の様子もきちんと描かれている。太郎は最初からヒーローではなかった。むしろ遊んでばかりのどうしようもない子が、お母さんを探す旅を続けるうちにどんどん成長していく。あっけらかんとした性格の太郎が、見た事聞いた事そして自ら体験したことをどんどん吸収し成長していく姿に、私たち観客は大事なものを気付かされ、暖かな気持ちになれる。

 また舞台は、歌舞伎の要素をふんだんに取り入れてたものとなっていて、それも大きな見所だ。白蛇役は普段歌舞伎の女形役の役者が演じており、その艶やかさは必見だ。動物たちの衣装も着物地で仕立て、雰囲気を壊さないように工夫してある。母親の龍は前進座ならではの表現演出なので乞うご期待!

こぼれ話いろいろ
 ところで、「くず~い屑屋でござい」は、先日自治体の環境整備課主催で舞台を行った。環境やリサイクルを考える催しの中で、偉い人を呼んで講演してもらっても既に興味ある人しか集まらないが、芝居を観ることで様々な年齢の人たちが観にきてくれるし、笑いながら身近に環境問題を考えることができるからという理由からだった。舞台の可能性や効果は思わぬところから広がるものだと驚いている。

 話を「龍の子太郎」に戻せば、この芝居にはたくさんの歌と踊りがある。みんなで覚えて歌いましょう!カーテンコールではぜひお願い。嘉穂劇場が役者と観客の歌声でいっぱいになるなんて想像しただけでも素敵。

 ところで、「前進座に入るにはどうしたら良いですか?」の珍質問には、「ずばり、貧乏に慣れること!」でもそう言いつつ、舞台に関わっている人は生き生きと且つ熱い!そうじゃなきゃ出来ない仕事だ。私たちもそれに負けず、熱く舞台の成功のために動いていこう!
by wkikyoko | 2007-10-19 23:59 | わいわいキッズ(鑑賞)

鳥越先生の講座2

子ども読書推進ボランティア活動支援事業
上級講座 「子どもの本のあゆみとこれから」

①09月28日 講義「子どもの本のあゆみ・Ⅰ」 講師:鳥越信氏
②10月19日 講義「子どもの本のあゆみ・Ⅱ」 講師:鳥越信氏
③11月09日 演習「残していきたい本」 講師:福岡県立図書館員
④12月07日 討議「子ども読書推進活動のこれから
                  ・子どもへの本の渡し方」 講師:鳥越信氏


 前回は明治~1970年代までの児童文学の歩みについて。今回は1980年代~現在までの児童文学の歩みと、絵本の話を駆け足で。話したいことが山ほどある鳥越先生。時間いっぱいギリギリまでたくさんお話をしてくださいました。

戦後60年の総括について
2005年に児童文学戦後60年の総括を各方面がしていたが、松谷みよ子らが未明伝統からの解放した後、更なる歴史的な転換点はなかったのではないか。もちろん、那須正幹(「ずっこけ」シリーズ)・国松俊英・後藤竜二(「天使で大地はいっぱいだ」)など画注目されるし、鳥越氏自身はさねとうあきら(「地べったこさま」)を推してはいるが、それが児童文学界の総意となるまでにはない。

それはなぜ?
 一番の理由は価値観の多様化である。児童文学が描く世界は様々に広がり、理想主義的児童文学の衰退し、タブーも次々に崩壊していった。

タブーの崩壊
 両親の離婚・家出・自殺・性的な事柄・残虐な場面など不文律として児童文学のタブーと言われていたが、それらが次々と描かれるようになってきた。魚住直子「超・ハーモニー」、西田俊也「両手のなかの海」ではそれぞれに家出していた兄や父が女性として戻ってくるという。土谷美智子「たすけて!おかまさま」のおかまさまは子どもを助ける神様のことだが、「おかま」という言葉が堂々と題名になる。糸川京子「あっ!赤ちゃんが生まれた」では小学低学年の姉弟が母の出産に立ち会う。那須正幹「ご家庭でできる手軽な殺人」「お江戸の百太郎」などでは殺人を扱っている。子どもによる子どもの殺人はフィクションの世界より現実が先行しているが、やがてそのタブーもなくなるのかもしれない。

まさに混沌としているボーダーレスの時代
 以前は小川未明、坪田譲治なども大人の文学を目指し挫折した人が児童文学にいったのという考え方があったが、今では優れた児童文学を書く人が大人の小説の世界へ進出していると行ってもいい。鳥越氏は児童文学のほうが難しいだろうという。自分では児童文学は書けない。大人の小説なら書けるだろう、書いて賞をとる自身もあるからちゃんと授賞式の挨拶まで既に考えている!(笑)と。今はヤングアダルトの分野も盛んでまさにボーダーレスの時代である。

最近の創作文学でお薦めのものは?
海外作品では、ルイス・サッカー:「穴」
        メーガン・ウェイレン ターナー:「盗神伝」シリーズ
        蕭育軒:「乱世少年~チアンチアンの大冒険」

日本の作品では、那須田淳:「ペーターという名のオオカミ」
         上橋菜穂子:「獣の奏者」・「守人」シリーズ完結

by wkikyoko | 2007-10-19 23:57 | 図書V(交流・学習etc)

絵本「ととけっこうよがあけた」 こばやしえみこ:作 ましませつこ:絵 (こぐま社)
絵本「えんやらりんごの木」 松谷みよ子:作 絵:遠藤てるよ (偕成社)
わらべうた「こめこめ」「ちゅっちゅっこっこ」(お手玉遊び)
       「いちれつらんぱん」「あんたがたどこさ」(お手玉遊び)
       「じーじーばー」「にぎりぱっちり」(布遊び)
絵本「ととけっこうよがあけた」 こばやしえみこ:作 ましませつこ:絵 (こぐま社)
絵本「りんごころころ」 松谷みよ子:作 とよたかずひこ:絵 (童心社) 
パネルシアター「おほしさまひとつ」
わらべうた「さよならあんころもち」


 今日のお客さんは7ヶ月のこうちゃんとママ、2歳のみうちゃんとママ、それからTさん。初めて参加のこうちゃんは、色鮮やかな「ととけっこう」の絵本を本当に食い入るように見つめていました。リズムに合わせて身体もゆすってにっこりこ。そのこうちゃんを抱っこしてるママもとってもうれしそうでした。少人数でゆっくりしていたので、お気に入りだった絵本を2回読んだり、お手玉でもたくさん遊びました。「赤ちゃんがうれしいとママもうれしい。ママが楽しいと赤ちゃんも楽しい。」ってほんとうにそうだなぁと思えるお話会でした。
by wkikyoko | 2007-10-19 23:02 | お話会・朗読会