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あそびをせんとや ~あそびっこ~

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本を読んだり、舞台を観たり、後は何をしようかな?実は虫好き。変なもの好き。

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飯塚市民劇場第252回例会 1月23日(水)13:35~
 「長崎ぶらぶら節」 文学座 コスモスコモン中ホール


 久しぶりの市民劇場。昨年は6例会のうち2回しか参加できなかったな。
 2勝4敗かぁ。今年はもう少し観に行けるようにガンバロー!

 歌と三味線に秀で、気風のよさと人情の篤さでも長崎の街に名を馳せた丸山の名妓・愛八の臨終の場面から舞台は始まった。枕元には花月の女将と、愛八に命を助けられたお雪ち。長崎学の学者・古賀十二郎も駆けつける。「昭和8年12月30日、私は死にました。」と愛八自身の語りで愛八の生涯が語られていく。

 愛八が愛した古賀先生。愛八は古賀先生の情熱に打たれ、古賀先生は愛八の一途さに励まされながら、二人で長崎の古い歌の採取に取り組んできたのだ。歌の魅力に魅せられて、魂と魂を触れ合わせることで高みを目指した二人。そしてとうとう埋もれていた「長崎ぶらぶら節」を探し当て、「浜節」という歌も作った。その後、晩年の愛八は、幼い頃の自分に重ねた若いお雪ちの病気を治す為に一心不乱に尽くすのだった。

 同じなかにし礼の作品「赤い月」はなんとなくしっくりこなかったけれど、「長崎ぶらぶら節」は、ずっと惹きつけられながら見入ってしまった。場面転換の多さもシンプルな舞台設営で気にならない。花街の艶やかさも興味深かったし、埋もれた歌を捜し歩く二人の道行きも良く、最後にお雪ちの病を治す為に梅園身代わり地蔵でお百度を踏むシーンは圧巻だった。

 言葉や出てくる地名が懐かしかったせいもあるかもしれない。「しぇんしぇい」「おかしゃん」「おうち」。愛八の在所・網場から日見の峠を越えて蛍茶屋から長崎の市内に入る。丸山だの思案橋だの思い切り橋だの。長崎から汽車に乗り、トンネルを抜けて喜々津、その後バスに乗って右手に海を見ながら小浜に向かう起伏の多い道のり。

 「長崎ぶらぶら節」は、子どもの頃にはあまりいい印象ではなかった。酔っ払った大人たちが歌う春歌だと思ってた。確かにそういう歌詞もある。「長崎ぶらぶら節」の歌詞はなんと30番以上もあるのだそうだ。でも今はそれも含めて愛おしい。


長崎名物 紙鳶揚げ盆祭り 
秋はお諏訪のしゃぎりで 氏子がぶうらぶら
ぶらりぶらりと 云うたもんだいちゅう

遊びに行くなら 花月か中の茶屋
梅園裏門叩いて 丸山ぶうらぶら
ぶらりぶらりと 云うたもんだいちゅう

by wkikyoko | 2008-01-23 23:29 | その他鑑賞(舞台等)