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あそびをせんとや ~あそびっこ~

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本を読んだり、舞台を観たり、後は何をしようかな?実は虫好き。変なもの好き。

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じゃ、何がお好みだったかといえば「光と闇の戦い」

「コーンウォールの聖杯」 スーザン・クーパー・作 武内孝夫:訳 (学研)

 あの有名な「光と闇の戦い」の序章となる作品。日本では1972年に出版さえれた後、長らく絶版になっていたものが、全面改訂して2002年に復刊された。っていっても、「光と闇の戦い」シリーズは知らなかった。ただ、「コーンウォールの聖杯」という題名が気になって読んだのだけど、これは面白かった。昔ながらのファンタジー。

 夏休みの家族旅行でコーンウォール地方を訪れた三人兄弟が、「グレイ・ハウス」と呼ばれる古い屋敷の隠し部屋でアーサー王の実在を示す古文書を見つけた。サイモン・ジェイン・バーニィの三人はメリィおじさんの協力を得て、その地に隠された聖杯を探し出そうとする。「(善と悪)どちらの側も完全に相手をほろぼしてしまったことはない」「どんな人間にもどうやら善と悪の両面があるからな」と言うメリィおじさん。確かに、闇の勢力も登場し、聖杯を奪おうとする。闇の側もやはり人間なのだ。

 古い屋敷・言い伝え・地図や古文書・怪しい人たち・ひとつずつ解き明かされる謎・子ども達だけの冒険。挿絵もいい。兄弟が過ごす時間。危機一髪を乗り越え、明るい結末。でもまだ謎は残っている。「光と闇の戦い」シリーズ、続きを読みたくなってきた。
by wkikyoko | 2007-09-19 15:12 | 読書(児童書・YA)