あそびをせんとや ~あそびっこ~

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本を読んだり、舞台を観たり、後は何をしようかな?実は虫好き。変なもの好き。

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カテゴリ:読書(その他)( 186 )

遠藤周作講演集

「人生の踏み絵」 遠藤周作

 映画「沈黙」の公開にあわせての出版だったのでしょう。新潮社主催の講演会を活字化した本です。子どもの頃にカトリックの洗礼を受けた遠藤周作が、日本人としてキリストやキリスト教をどのように考えるのかを、自身の作品や西洋のキリスト作家と呼ばれる人たちの作品を通して語っています。キリスト自身も決して強い人ではなかったし、無力であり現実には奇跡も起こしてはいなかったのだと。無力だったからこそ、人々の悲しみや苦しみに敏感に気づき、そしてそれに寄り添い慰めることができたのではないかと。清く正しく美しいだけではなく、建前はそうであっても心の底の底にどろどろとした醜いものや弱さがあったとしても、それを含めて人を自分を肯定したいという思いを感じます。

 冒頭の講演は、1966年6月24日の紀伊國屋ホールにて。「沈黙」ができるまでのことについて語られたもので、「人生にも踏み絵があるのだから」と題されたこの講演は、3月末までの期間限定で公開されたものを聞くこともできてラッキーでした。ユーモアを交えつつ話を進める様子に狐狸庵先生の顔が垣間見えました。

 
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by wkikyoko | 2017-04-06 01:11 | 読書(その他) | Trackback | Comments(0)

動物図鑑

最近こんなの見ています。Nのお誕生日プレゼント。1冊は私からもう1冊はお友達から。
見たかったからあげたんだ。なんともう1冊ももらっちゃって。こっちも見せてね。

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by wkikyoko | 2017-03-22 08:17 | 読書(その他) | Trackback | Comments(0)
 架空のダラ諸島で繰り広げられる歴史絵巻。楚漢戦争に想を得たもので、主人公の二人は一族を滅ぼされた高貴な一族の生き残りマタ・ジンドゥ(項羽)と山賊あがりのクニ・ガル(劉邦)。世界史の教科書や司馬遼太郎の「項羽と劉邦」で読んだあれこれを思い浮かべながら、それだけでは収まりきれない幻想武侠巨編。全3部作の長編で、日本語訳は上下巻に分かれて6冊になる予定だそうです。

 ストーリー展開は、七つの国々からなるダラ諸島を統一したザナの皇帝の暗殺未遂事件から始まり、出自も性格もまったく違うマタ・ジンドゥとクニ・ガルが一時は兄弟として共に戦うも…なんだけど、空を飛べる技術があったり、女性の活躍が大きかったり、架空の生き物や神様たちが闊歩していたり、不思議な世界。

 でエピソードというか、これこれ世界史のあの事件とか、古典のあの場面とか、そういうのが思い出されます。今回読んだのは、「巻ノ二 囚われの王狼」でした。「巻ノ一 諸王の誉れ」から少し時間がたってたので、巻頭の地図と登場人物のページを何度も開きながらになりました。面白いのだけど、やっぱり難点は人名や地名が覚えきれないことかな。そうそう、蒲公英はクニ・ガルの象徴。対するマタ・ジンドゥは高貴な菊です。

蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ一: 諸王の誉れ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ケン リュウ / 早川書房

蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ二: 囚われの王狼 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ケン リュウ / 早川書房


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by wkikyoko | 2017-03-13 21:47 | 読書(その他) | Trackback | Comments(0)
 さて、明日明後日はビブリオバトル三昧の週末です。土曜日は司会進行で、日曜日にはバトラーで参加します。どの本をプレゼンしようかな。ここしばらくみぞみぞしながら読んだ本はこんな感じ。メモしとかないとすぐに忘れちゃうし、すでに忘れてるのもあるかもしれないけどね。このうちからどれか選ぼうと思ってるところ♪

 あ、みぞみぞね。今シーズン一番面白いなって見てるのが『カルテット』なんです。『ダウントン・アビー』も面白かったけど、シーズン5が終わっちゃった。終わったばかりで次の最終シーズンを待ち望んでいます。いやいや、TVの話ではなく本。なんだけど…「荊の城」は、来月公開される映画『お嬢さん』の原作です。映画はR指定になってますが、本はそれを期待して読んじゃダメよ。視点を変えて語られるストーリーは、驚きの結末を迎えるのです。

荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)

サラ・ウォーターズ / 東京創元社

荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)

サラ・ウォーターズ / 東京創元社

本を読むひと (Shinchosha CREST BOOKS)

アリス・フェルネ / 新潮社

ウインドアイ (新潮クレスト・ブックス)

ブライアン エヴンソン / 新潮社


こちらあみ子 (ちくま文庫)

今村 夏子 / 筑摩書房

彼女のこんだて帖 (講談社文庫)

角田 光代 / 講談社

赤めだか

立川 談春 / 扶桑社


昭和元禄落語心中(9) (ITANコミックス)

雲田はるこ / 講談社

昭和元禄落語心中(10)<完> (KCx)

雲田 はるこ / 講談社


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by wkikyoko | 2017-02-24 21:40 | 読書(その他) | Trackback | Comments(0)

新訳・旧訳

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 Nが読んでる本を覗いたらサリンジャーの「The Cacher in the Rye」でした。村上春樹訳ね。へぇ、私も若い頃読んだなぁ。ごそごそしたらなんと出てきた「ライ麦畑でつかまえて」野崎孝訳。今までよく持ってました、私。年賀葉書が数枚挟まってて、卒業とか就職とか結婚とかいう文字が…。大学卒業する頃に読んだんだっけ。今のNとあまり変らないくらいだね。もうずいぶん年とっちゃったけど、また1回読んでみようかしら。
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by wkikyoko | 2017-02-18 16:30 | 読書(その他) | Trackback | Comments(0)
 でも、営業日は土日の午後。平日は不定期で開いているということで、2015年5月オープンなのに今まで気づかなかったのは、きっとタイミングがあわなかったんだね。この日はたまたま2時間くらいの予定で開いてたときにちょうど行き合わせたのでした。いろんなジャンルの本が置いてあります。Hは、窓に飾ってある古い科学雑誌に目がいってました。私は、「小説円谷英二」と「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」が気になったのだけど、色々悩んで「自然を味わう野草料理」って小さな本を買いました。手塚治虫の漫画はおまけにもらっちゃった。

 シマネコブックストア、また今度行こう。開いてるときに行き当たるかな?そのとき、「小説円谷英二」と「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」がまだあったらどちらか買おうかな。「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」は大好きだった。登場人物(うさぎたち)が多かったので、名前をメモして読み進めてたのね。そして未読の「小説円谷英二」、気になるぅ。

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by wkikyoko | 2017-01-31 23:59 | 読書(その他) | Trackback | Comments(0)
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 今日は朝から雪景色。三郡山だけじゃなくて、屋根にも庭にも雪が積もってました。朝のうちのどんよりから、午後には青空も広がってきたけれど、風は相変わらず冷たくて、もうずっと家に籠ってたい気分。

 が!明日から図書館、2週間以上のお休みに入ります。行けないとなると禁断症状でそうだったので、ちょっとお出かけ。今日ばかりは大きな窓のそばの陽だまり席がいい感じでした。

 でもって借りてきた本は、ノッポさん流の生き方本と、ほとんどジャケ買いみたいに選んだ「本をよむひと」と、来週の日曜日から始まるNHKドラマの新シリーズのために「神の守り人」再読の上下2巻。さあゆっくり…なんてはいかないか。ノッポさんはあっという間に読んじゃったし、他のことほったらかして守り人読んでます。
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by wkikyoko | 2017-01-15 23:41 | 読書(その他) | Trackback | Comments(3)

太宰府市民図書館

 久々に太宰府の図書館へ。今の家に引っ越してきたばかりの頃は近くにいい図書館がなくて、週末によく通ってました。市民でもないし働いてもいないので借りて帰ることはできないけれど、1~2時間で読める本を読んだり、長女が小さい時分にはお話会に参加したりしていました。入り口入って右側の奥は、書架が縦横に並んでいて、本に囲まれてるって感じがするでしょう。でもって、久しぶりの図書館で読んだ本はこれね。

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金子兜太 いとうせいこうが選んだ「平和の俳句」

金子 兜太 / 小学館


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by wkikyoko | 2017-01-09 23:10 | 読書(その他) | Trackback | Comments(0)

ファーブル!

 ジャン=アンリ・ファーブル(1823~1915年)は、有名なフランスの昆虫学者。しかし、彼自身は昆虫学者という肩書きを嫌い、ナチュラリスト(博物学者)やサヴァン(博学の人)と称していたということです。そして芸術家!

 幼少期を祖父母の農園で過ごしたファーブルは、7歳で父の元に戻り小学校に入学するが、なかなか児を覚えることができなかった。そんなときに父に買ってもらった動物の絵がかかれたアルファベット教材が功を奏し、ラ・フォンテーヌの『寓話』を楽しめるまでになった。幼い頃から大好きだった生き物達が、ファーブルの学びの手助けになり知的好奇心を刺激したのだ。中学時代にはめきめきと成績も上がり主席を取るまでになった。学業に励みながら詩を愛し、昆虫のことも消して忘れることはなかった。卒業後は小学校教師から高等中学の物理・化学・数学の教師となる。教師時代と平行して昆虫学の論文を発表したり、化学や物理の本なども出版。1870年秋に教職を辞し『昆虫記』を始書きはじめる。フランス科学アカデミーの通信会員にも選ばれ、ダーウィンとの交流もあった。1897年『昆虫記』の第1巻を出版。1907年までに10巻を出版した。

 で、写真のこの本、イヴ・カンブフォールが抜粋して案内する『ファーブル脅威の博物学図鑑』は、『昆虫記』そのものと『昆虫記』を中心としたファーブルの人生を紹介した本です。当時の写真や絵に加えて、動物写真家イヴ・ランソーの写真がすばらしい!虫好きさんにお勧めです。

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by wkikyoko | 2016-07-17 23:17 | 読書(その他) | Trackback | Comments(0)
 車の点検待ちで読んでた本は、婦人画報の3月号。読書家として知られる美智子皇后が1998年国際児童図書評議会ニューデリー大会で基調講演をされたことは有名ですが、皇后と本とのかかわりを特集する記事に惹かれました。そのときの講演で話された「でんでんむしのかなしみ」(新美南吉)がブームにもなりましたね。

f0101679_2243308.jpg また、世界ではまだよく知られてなかったまどみちおさんを国際アンデルセン賞に推薦するために、詩の英訳を皇后に依頼されたのが末盛千枝子さんで、それがきっかけで皇后訳の詩集が4冊生まれ、まどさんが国際アンデルセン賞を受賞することにつながりました。

 東北大震災の後、「3.11絵本プロジェクトいわて」を立ち上げた末森さんのもとに、皇后がご自分の蔵書の中から絵本を贈り続けられられてることや、被災地で原画展を行われてことも知りました。そして、こんなところで、石井桃子さんの言葉にも逢えるなんて…

子どもたちよ 子ども時代を しっかりと  たのしんでください。
おとなになってから  老人になってから あなたを支えてくれるのは 子ども時代の「あなた」です。

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by wkikyoko | 2016-03-16 23:59 | 読書(その他) | Trackback | Comments(5)