あそびをせんとや ~あそびっこ~

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本を読んだり、舞台を観たり、後は何をしようかな?実は虫好き。変なもの好き。

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カテゴリ:読書(児童書・YA)( 101 )

夏を拾いに

 夏休みですね!先日図書館で借りた本は、ジャケ買いならぬ、題名&表紙借り。昭和40年代半ばの夏休みを、大人になり父になった私が息子に語る物語です。日本版「スタンド・バイ・ミー」ってとこ。

 平成19年夏。東京でサラリーマンをしている私は、突然の大阪転勤を命じられる。共働きの妻と小学5年生の息子。瀟洒なマンションも購入しているし、中学受験を控えて塾通いの息子もいるし、行くとなれば単身赴任か。気の進む転勤ではない。上司はその前に夏休みでも取ってと言う。そういえば、去年の夏休みは結局どこにも連れて行ってない。家族を誘うが、夏休みに旅行するより家でのんびり過ごしたいという息子。夏休みも塾漬け、したいことはゲームか家でゆっくり過ごすこと。それが小学5年生の夏休み?私がふと漏らした不発弾の思い出。妻はまたかと人を小ばかにしたような反応だったが、息子は興味を持ったようだ。

 暗いベランダで、父が息子に話して聞かせた小学5年生の夏休みの思い出。男同士の秘密だぞ。

夏を拾いに

森 浩美 / 双葉社


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by wkikyoko | 2016-07-21 08:20 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(0)
 日曜日の朝刊に載ってた本の青い表紙が気になって、夕方図書館へ。ラッキーなことにすぐ借りられて読み始めました。一気に読んじゃった。今年の読書感想文コンクールの小学校の部の課題図書の1冊だったのね。

 オーガスト(オギー)は10歳。パパやママやお姉ちゃん達から愛情をたくさんもらって大きくなってきた。とっても普通の男の子。生まれつき顔面に障害のあることを除いてはね。生まれてからすぐに何度も手術をしてきたし、今まで学校には通ってなかったけど、5年生になって初めて学校へ行くことになった。そんなオギーの1年間を、オギーの視点だけでなく、オギーを取り巻く学校の友達や姉や姉のボーイフレンドや元親友の視点からも描かれています。

 後から仕入れた情報では、2013年カーネギー賞の候補にもなったとか、映画化されるとか。小学生向けとはいえ、一晩で読みきる面白さです。オギーはもちろん、オギーの周りの子達の悩みと成長にも惹きつけられます。詳しくはここでね。「お母さん1日で読んじゃったから、後の13日で読んだら」って、Nにも薦めてみました。

ワンダー Wonder

R・J・パラシオ / ほるぷ出版


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by wkikyoko | 2016-07-04 22:23 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(0)
 先日、2015年本屋大賞が発表されました。今年の大賞は、上橋菜穂子さんの「鹿の王」でした。他の受賞作品はここで見てね。おおぉ、上橋菜穂子さん。「鹿の王」は読まなくちゃと思ってばかりで、まだ読んでませんでした。本は逃げないけど、時間は逃げちゃう。一段落したら読まなくちゃだ。

 上橋菜穂子さんが昨年、国際アンデルセン賞作家賞を受賞された際のインタビューや紹介された少女時代のエピソードなどが思い出されました。香蘭女学校中学校・高等学校の司書の先生が、当時の上橋さんが尋常でないくらい本を読んでいたと話されていました。今回のニュースでは、片桐はいりさんが上橋さんへお祝いのコメントを言ってました。上橋さんと片桐さんは香蘭の同級生だそうです。高校生の時、演劇部で上橋さん脚本主演の舞台に片桐さんが斬られ役で出演したとのこと。女優人生をこの時始めたという片桐はいりさんのお祝いの言葉「上橋菜穂子というジャンルの確立」とは、まさに!

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐

上橋 菜穂子 / KADOKAWA/角川書店

鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐

上橋 菜穂子 / KADOKAWA/角川書店


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by wkikyoko | 2015-04-09 07:49 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(2)

Staying Fat for Sarah Byrnes

 久しぶりに読んだYA。邦題は「彼女のためにぼくができること」です。

 エリックにとって、中学時代は確かにサラだけが唯一分かりあえる友達だった。サラの強さに助けられてもいた。高校生になり、新たな友人や自分を活かせる場を見つけたが、エリックはみんなにバカにされながらも太ったままで過ごしている。サラとの絆のために。

 世界中でだれよりも強いと思っていたサラが、突然自分の殻の中に閉じこもってしまった。何とか彼女の心を開かせようとするエリック。だけど、彼女の抱えている問題はエリックが考えていた以上に重大なものだった。想像以上に悲惨なサラの生い立ちが徐々に明らかになる。理不尽な教師、自分の正義や良心のみに固執するクラスメート、母親の新しいパートナーとの関係。自身も問題を抱えながら、サラのために力を尽くすエリック。

 読み続けるのが苦しいような物語でした。読みながらサラのむこうに「ゲド戦記」のテル―を思い浮かべたりしました。二人の力になる友達や大人達もいたし、一応の解決はみたけれど、すっきりとまではいかない。読み終わってもまだ少しだけつらいなぁ。

彼女のためにぼくができること (YA Step!)

クリス クラッチャー / あかね書房


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by wkikyoko | 2015-03-01 00:47 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(0)

やっぱりね、ゲド戦記

 ゆっくり少しずつは読めなくって。昨日今日と引きこもって、「帰還」を読み、「ゲド戦記外伝」の中の「トンボ」を読み、「アースシーの風」世読み終えて、ふうっと溜息。
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by wkikyoko | 2014-01-29 00:12 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(0)

ゲド戦記

 観なきゃいいのについ観てしまいました。先日の金曜ロードショー。それでもって、やっぱり違和感ありすぎたので、3冊続けて読み返しました。「影との戦い」「こわれた腕環」「さいはての島へ」の3冊。日本語版では「戦記」となっていますが、竜や魔法や舟を操っての旅もありますが、「ゲド戦記」は華々しい大スペクタクルではなく、深く心の内面に入っていく物語です。長く3部作とされていた物語は、約20年前に「帰還 -ゲド戦記最後の書-」が出版されて再び動き出しました。その後、2001年同時多発テロ後に「「アースシーの風」と「ゲド戦記外伝」。残りの3冊はまたゆっくりと読もう。
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by wkikyoko | 2014-01-27 18:45 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(0)
 題名に「図書館」ってつくとつい反応しちゃう。干ばつが続く中、畑に水をくみ上げるための風車が壊れ、パパも家を出ていってしまった。ママがきつい言葉でパパを責めたてたせいかなぁ。それで、残された妹や弟と一緒にママの故郷へ帰ることになった。死んだと思ったおじいちゃんは海辺の町で生きていた。年若くして故郷を捨てたママ。おじいちゃんとの確執もある。14歳だったローズは本を読むのが好きで作文も上手で、将来は作家になることが夢だったけれど、一家を支えるために歳をごまかして移動図書館の運転手になった。1940年の事だった。その後、ローズの息子(マール・ヘンリー)・孫(アナベス)・ひ孫(カイル)と4代にわたる少年少女の10代の頃の一場面をその頃に流行った本や映画や音楽などを絡めながら生き生きと描かれていく。

 この物語は1940年代に17歳でテアボン郡図書館の移動図書館バスの運転手だったベティ・デイード・ロックウッドの事をヒントにして書かれました。決して裕福ではない人達にとって1冊の本が、家の近くにやって来る小さな移動図書館がどんなに大事だったかを教えてくれます。物語の中には本よりロックって子もいますが。それぞれの世代の子ども達が、それぞれの悩みを持ちながら過ごしていたこともきちんと描かれています。離れて住んではいても、家族の中心にローズがいました。そして、年老いたローズは、少女の頃の夢を何十年もかけて果たすことができました…そんなお話♪

ローズの小さな図書館 (児童書)

キンバリー・ウィリス・ホルト / 徳間書店


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by wkikyoko | 2013-08-24 22:58 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(0)

川上弘美のファンタジー

 表紙買いです。あ、買ったんじゃなくて図書館で借りたのだけど。川上弘美初の長編ファンタジー、表紙は酒井駒子、上下2巻。そりゃ読みたくなるでしょう。

 物語の主人公は小学4年生のさよ。ちょっと変わったお母さんと二人暮らし。母としてより私自身として生きている母なのね。両親の離婚後に今の団地に引っ越してきたんだけど、離婚後の父とは会ったことがない。4年生になって初めで出かけた図書館で不思議な本に出合う。

 それは「いつの時代のものなのかどこの言葉で語られたものなのか」誰も知らないんだけど、「いつからか、この物語ははじまり、つづいていき、そしてしまいに、この本に書きとめられた」という本で、何が不思議かというと、読んでいる途中に今日はここまでと読み止めて本を閉じた途端に本の内容をすっかり忘れているのだ。

 時代設定は「ふくだたけお」という人が総理大臣だったころ。同じクラスの仄田くんと一緒に、そんな本の不思議な力に引きずられるように不思議な世界に迷い込んでいく。現実なのか夢なのか。でもそれらの夜を過ごすうちに現実の二人も少しずつ変わっていく…

 まず松谷みよ子の「モモちゃんシリーズ」、それから「おしいれのぼうけん」、そして「ナルニア」に「ゲド戦記」、ちょっとだけ「オズの魔法使い」「不思議の国のアリス」。読んでいくうちに今まで読んだいろいろを思い浮かべちゃった。

七夜物語(上)

川上 弘美 / 朝日新聞出版

七夜物語(下)

川上 弘美 / 朝日新聞出版


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by wkikyoko | 2013-02-05 22:47 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(2)

少年少女世界の名作文学

 子どものころこんな本を読んでたのね。あ、全部じゃないけど。大人になって、原作を読み直して物もあるけれど、子ども向きだけ読んでそのままってものも多いかも。でもね、子どもの頃に読んだものって結構記憶に残ってるものですね。

【少年少女世界の名作文学】小学館
1.古典編:ギリシア神話 アラビアン・ナイト イソップ寓話 他
2.イギリス編1:ロビンソン・クルーソー シェークスピア物語 天国巡礼 他
3.イギリス編2:ガリバー旅行記 オリバー・ツイスト フランダースの犬 他
4.イギリス編3:宝島 ふしぎの国のアリス べオウルフ物語 他
5.イギリス編4:名探偵ホームズ アイバンホー 炉ばたのこおろぎ 他
6.イギリス編5:ピーター・パン 宇宙戦争 ジャングル・ブック 他
7.アメリカ編1:アンクル・トムの小屋 若草物語 うずまき 他
8.アメリカ編2:小公子 小公女 百万ポンドの紙幣 他
9.アメリカ編3:トム・ソーヤーの冒険 アメリカ民話 秘密の花園 他
10.アメリカ編4:荒野の呼び声 あしながおじさん 白と黒 他
11.アメリカ編5:赤毛のアン 小じか物語 動物記より 他
12.フランス編1:ああ無情 みみずく党 巌窟王 他
13.フランス編2:三銃士 昆虫記より 愛の妖精 他
14.フランス編3:家なき子 棺桶島 ペロー童話 他
15.フランス編4:十五少年漂流記 青い鳥 さいごの授業 にんじん他
16.フランス編5:海底二万里 ジャン・クリストフ物語 聖母と軽業師 他
17.ドイツ編1:ドイツ伝説 アルプスの少女 グリム童話 他
18.ドイツ編2:ほら男爵の冒険 ハウフ童話 愛の一家 他
19.ドイツ編3:みつばちマーヤの冒険 おさないころ 飛ぶ教室 他
20.北欧編:ニルスのふしぎな旅 アンデルセン童話 トペリウス童話 他
21.南欧編:クオレ ピノッキオ ドン・キホーテ 他
22.ソビエト編1:せむしの子馬 偉大なる王 沼のようせい 他
23.ソビエト編2:隊長ブーリバ ネズナイカ 大勇士小勇士物語 石の花 他
24.東洋編1:三国志 西遊記 パンチャ・タントラ 他
25 東洋編2:水滸伝 ベトナム民話 阿Q正伝 宝のひょうたん 他
26.日本編1:古事記 竹取物語 太閤記 他
27.日本編2:東海道中膝栗毛 南総里見八犬伝 謡曲物語 他
28.日本編3:走れメロス  坊っちゃん 山椒大夫 他
29・日本編4:二十四の瞳 ビルマの竪琴 他
30.日本編5:潮騒 しろばんば 他

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by wkikyoko | 2013-01-17 19:37 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(0)

「七階の子供たち」

 伴屋のお座敷、廊下に面した側にある小さな机。牛乳瓶に野の花が挿してあって、ちょっぴりおどけたぬいぐるみが転がってて、それらを優しく照らすステンドグラスの電気スタンド。机に載っている本は古い童話集。ノスタルジックな雰囲気がとてもいいの。
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 置いてあるのは、塚原健二郎の「七階の子供たち」なんだけど、箱の裏に書かれた値段を見てビックリ。¥1.10ですって!110円?1100円の間違いかな?でもいったい「.」は何だ?気になって奥付を見ると昭和12年出版とある。まぁ、これ復刻版なんかじゃなくて、正真正銘の昭和12年の本なんだ。すごい、じゃあ¥1.10は1円10銭ってことなんだね。
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 …と、いう本の巻頭の著者の言葉に感銘を受けた。曰く、「どんな芸術でも同じことですが、その作品の持つ、最も高い価値は、純粋性にあると思います…」と。「たのしいげいじゅつ。」にぴったりの1冊なんだね。あるべきところにちゃんとある本だね。
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by wkikyoko | 2012-10-29 23:59 | 読書(児童書・YA) | Trackback | Comments(3)