平成23年度子どもの読書推進ボランティア学習会
講演会:『自作絵本あれこれ話』 絵本作家 西村繁男さん 「やこうれっしゃ」「絵で見る日本の歴史」「がたごとがたごと」などでおなじみの西村繁男さん。絵本作家歴40年余を振り返り、最後は今制作中の新しい絵本のダミーまで見せてくださいました。
・小学生の頃、絵を描くのが好きだった。描くことが楽しくてしょうがなかった。
・思春期の頃、自分の絵はうまくないと思い、描くことから遠ざかったこともあった。
・美術系の大学に進むことなど思いもよらず普通の大学に進んだ。
・イラストレーターはかっこいい職業だと思い、それになろうと決めた。
・昼間は大学に、夜はセツモードセミナー似通った。
・卒業後「ベトナムの子供を支援する会」の野外展に出品。
同郷の田島征三さんとの出会い
描きたいものを自分の中に持っている人がイラストレーターになれるんだ。
「ベトナムの子供を支援する会」を通して様々なイラストレーターと知り合った。
広島の原爆にも関係するようになり、佐伯敏子さんとも交流ができた。
奥様との出会い
週刊誌などのイラストはその場限りで消えてしまうが、よい絵本ならいつまでも残る。
奥様となる人も絵本を目指していたので、自分も絵本を描きたいと思うようになった。
編集者Sさんとの出会い
持込みはどの出版社でも断られたが、福音館書店のSさんだけが気に入ってくれた。
絵は得意だが、物語を作るのは苦手。どうしたものかと悩んだ。
作家と組んで作った絵本を出した後、自分だけで絵本を作れないかと考えた。
字のない絵本、絵だけで見せる絵本というスタイルに気づいた。
それが、観察絵本。「おふろやさん」「にちよういち」「やこうれっしゃ」
1冊作るのにものすごく時間をかけた。面白い人物を観察して描く。
自分自身を絵本の中に登場させている。
編集者Mさんとの出会い
今までにない科学絵本を作ろうという編集者。
自分なりの「絵で見る日本の歴史」を作るのに4年を要した。
待ってくれ、育ててくれる編集者に育てられた。また自ら育っていった。
大きな出来事で歴史を綴るのではなく、一般の人々の生活を描くことで歴史を語った。
その後、那須正幹さんと「ぼくらの地図旅行」「絵で読む広島の原爆」へと続く。
「絵で読む広島の原爆」を描くにあたっては、佐伯さんの存在が大きい。
内田麟太郎さんとの出会い
一緒に絵本を作るようになったきっかけは、ある作家さんを偲ぶ会。
内田さんの原稿には脚本にあたるト書きがついている。
ト書きをもとに、自分のイメージも大きく膨らませて絵を描く。
「がたごとがたごと」「おばけでんしゃ」「むしむしでんしゃ」楽しんで作った。
今作ってるのは、幼稚園が変身する話。こんなものです…キャー!先取り!
絵本作家の始まりの話、絵本ができるまでの話、新作紹介、音楽付きの絵本の紹介…などなど。ありがとうございました。