あそびをせんとや ~あそびっこ~

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本を読んだり、舞台を観たり、後は何をしようかな?実は虫好き。変なもの好き。

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2017年 03月 13日 ( 1 )

 架空のダラ諸島で繰り広げられる歴史絵巻。楚漢戦争に想を得たもので、主人公の二人は一族を滅ぼされた高貴な一族の生き残りマタ・ジンドゥ(項羽)と山賊あがりのクニ・ガル(劉邦)。世界史の教科書や司馬遼太郎の「項羽と劉邦」で読んだあれこれを思い浮かべながら、それだけでは収まりきれない幻想武侠巨編。全3部作の長編で、日本語訳は上下巻に分かれて6冊になる予定だそうです。

 ストーリー展開は、七つの国々からなるダラ諸島を統一したザナの皇帝の暗殺未遂事件から始まり、出自も性格もまったく違うマタ・ジンドゥとクニ・ガルが一時は兄弟として共に戦うも…なんだけど、空を飛べる技術があったり、女性の活躍が大きかったり、架空の生き物や神様たちが闊歩していたり、不思議な世界。

 でエピソードというか、これこれ世界史のあの事件とか、古典のあの場面とか、そういうのが思い出されます。今回読んだのは、「巻ノ二 囚われの王狼」でした。「巻ノ一 諸王の誉れ」から少し時間がたってたので、巻頭の地図と登場人物のページを何度も開きながらになりました。面白いのだけど、やっぱり難点は人名や地名が覚えきれないことかな。そうそう、蒲公英はクニ・ガルの象徴。対するマタ・ジンドゥは高貴な菊です。

蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ一: 諸王の誉れ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ケン リュウ / 早川書房

蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ二: 囚われの王狼 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ケン リュウ / 早川書房


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by wkikyoko | 2017-03-13 21:47 | 読書(その他) | Trackback | Comments(0)