あそびをせんとや ~あそびっこ~

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本を読んだり、舞台を観たり、後は何をしようかな?実は虫好き。変なもの好き。

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2010年 06月 04日 ( 2 )

お庭遊び

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6月になって、7時半を過ぎてもまだうっすらと明るいお庭です。
昼間の熱さも引いて、水撒きの後ひんやりとした空気がいい気持ち。

マクロ撮影をちょっと練習。お花の種類はまだまだあるけど、なかなか上手に写せません。
でも、可愛さは少しは伝わりましたでしょうか?

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by wkikyoko | 2010-06-04 20:09 | 日々の事など | Trackback | Comments(0)

詩を読む日

 ちょっぴり寂しかったり、悲しかったり、心がちょっとうつむいてしまった時に手にとるのは、お気に入りの詩集かな。全部は読まない。一篇、そしてまた一篇。違う時代の違う場所の、時には違う性の詩人の言葉が、今の私の気持ちをぴたりと言い当てる。つかみどころのない、なんと言っていいのか分からない私自身の気持ちに寄り添い、その気持ちをこういうことなんじゃないのと示してくれる。言葉がジワリと心にしみこんでくる。やさしい言葉だけじゃない。キリキリと刺すような言葉もある。それでも、それだから、私は詩を読むだと思う。外に向かって振れていた心と体がぐいっと内に向いたとき、いっそう深く自分の中に沈んでいきたくって読むんだと思う。そして一呼吸置いて、また外に向けて振れていくんだ。

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ここあんさんとおしゃべりをしてて、茨木のり子さんの「汲む」を思い出した。

     大人になるというのは
     すれっからしになることだと
     思い込んでいた少女の頃
     立居振舞の美しい
     発音の正確な
     素敵な女のひとと会いました


で、始まる詩。2連目にこう続く。

     大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
     ぎこちない挨拶  醜く赤くなる
     失語症 なめらかでないしぐさ
     子供の悪態にさえ傷ついてしまう
     頼りない生牡蠣のような感受性
     それらを鍛える必要は少しもなかったのだな


ここあんさんと、そして私自身にプレゼントね。
何が一番大事かって事はここには書かずにおくけれど‥



でもね、茨木のり子さんの詩で一番好きなのは「六月」。私のお誕生月だから。
そして、この詩が載った詩集が出版されたのが私の生まれた年だから。
まあそんなことは、後から知ったこと。描かれた世界が好き!


            六月

     どこかに美しい村はないか
     一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒
     鍬を立てかけ 籠を置き
     男も女も大きなジョッキをかたむける


     どこかに美しい街はないか
     食べられる実をつけた街路樹が
     どこまでも続き すみれいろした夕暮は
     若者のやさしいさざめきで満ち満ちる


     どこかに美しい人と人との力はないか
     同じ時代をともに生きる
     したしさとおかしさとそうして怒りが
     鋭い力となって たちあらわれる

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by wkikyoko | 2010-06-04 07:38 | 読書(その他) | Trackback | Comments(2)