あそびをせんとや ~あそびっこ~

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自分達ひとりひとりの問題として

いいづか市民劇場第309回例会
  7月12日・13日 「ラインの監視」 劇団昴 於:コスモスコモン中ホール


 まず、反ナチス運動を題材とした今回の舞台は、劇作家リリアン・ヘルマンによってなんと1940年に執筆され、翌年の4月にはニューヨークで上演されたという作品です。当時ヨーロッパはナチスドイツに席巻されようとしていたし、アメリカにまでその影は差していたはずのときにです。

 ワシントン郊外にある大豪邸のファレリー家。主人はすでに他界し、今は妻のファニーと息子デーヴィッドが、使用人とともに暮らしている。そこへドイツ人と結婚した娘サラが夫クルトと3人の子供たちを連れて20年ぶりに帰ってきた。これまでの暮らしを詳しく話そうとしない娘夫婦。子ども達の様子から各地を点々とする厳しい生活をしていたことが察せられる。また、ファレリー家にはルーマニアから亡命してきた貴族とその妻マートも厄介になっている。マートは一家とは旧知の仲で、デーヴィッドとお互いに惹かれあっている。貴族はナチスドイツの大使館とも通じ、クルトの素性を疑い探りをかけている。クルトは反ナチスの地下運動家だったのだ。親の希望のもと親の言いなりに結婚したマートと、深い愛情と信頼で結ばれたサラの対比も興味深い。
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by wkikyoko | 2017-07-13 23:59 | その他鑑賞(舞台等) | Trackback | Comments(0)